なぜあの人は「成長しないどころか劣化している」と感じるのか
📅 2017-01-30
たまに、知り合って長い月日が立つのに、あまり成長を感じさせない人がいますよね。
「男子三日会わざれば刮目して見よ」といいますが、わたしの周囲には、数カ月もすれば何かしらの成長を感じさせる人がほとんどです。
一方で、あまり成長を感じさせない人もいます。
なんどか指摘を受けていることでも、相変わらず同じミスをしていたり、 てきぱき作業できそうな業務を何ヶ月たってものらりくらりと作業していたり。
まあ、とはいえ、そういうひともいるでしょう。
それよりも不思議なのは「成長しないどころか劣化している」と感じるひとのことです。
ずっと「どうして劣化するのか」分かりませんでしたが、ずいぶん以前の職場にいたとき気づいたのです。
成長しないのは分かります。なにもスキルアップに努めなければ、現状維持ということで理解できます。
では、どうしてあの人は「成長しないどころか劣化している」と感じるのか?
それは周囲の人や自分が成長しているから、ではないかと感じるようになりました。
あなたがゆるやかな上り坂をのぼっているのに対し、そのひとだけが普通の平坦な道を歩いているのです。(下図①)
ですが、感覚としては、上り坂がゆるやかだと、ひとはそれが普通の道だと感じるのです(図②)
そうすると、現状維持のひとは下り坂を下っているようにみえるため「あーこのひとは、成長しないどころか劣化している」と感じるのではないかと思います。
というわけで、もし周囲に「成長しないどころか劣化している」と感じる人がいたら、そういうことなんだと理解すると良いかもしれませんね。